16世紀フランスのシャンソン
花咲く日々に生きるかぎり Tant que vivray(Sermisy)
若い娘が Une jeune fillette(Anon.)
私の苦しみを De mon triste desplaisir(Richfort/Milano)ほか
B.Bartók作曲『8つのハンガリー民謡』 全曲
間宮芳生作曲『日本民謡集』より
銭吹唄(青森県民謡)
ちらん節(鹿児島県民謡)
杓子売唄(秋田県民謡)
こきりこ(富山県民謡)
アメリカ黒人霊歌
Sometimes I Feel Like a Motherless Child 時には母のない子のように
Deep River 深い河
ほか
曲目・曲順は変更になる場合がございます。ご了承ください。
思いがけない延期から、1年越しで開催となった今回のリサイタル。当初このリサイタルを計画していた2020年、歴史書か物語の中でしか空想し得なかったような、世界中を巻き込んだ大きな社会の変化がありました。音楽の演奏、特に歌唱の分野においては、従来の在り方では憚られ、新しい形式に則ることが最重要課題でもありました。しかしながら、そんな1年を経ても、歌いたい音、ことばは変わらず同じでした。
テーマを『歌い継がれる音、ことば』として、フランスで、ハンガリーで、アメリカで、日本で…古く何百年も昔から、もしかしたらもっと前から、様々な社会変革を潜って、働きながら、祈りながら、歌い継がれてきた歌を演奏いたします。
今回も懲りずに音を紡いでくださるのは、同世代のリュート奏者の小出智子さん、ピアニストの寺嶋千紘さんです。
緊迫感のある日々が続いておりますが、懐かしくほっとするような いにしえから続く音 を皆様とご一緒できれば幸いです。 佐々木ひろ子
佐々木 ひろ子 Alto / Mezzo Soprano
宮城県出身 兵庫県在住。
10才で児童合唱団入団、中高の合唱部でステージパフォーマンスの創作に目覚めた。舞台芸術を学ぶため、本格的に音楽の道を志す。同時期に、世界中の声楽家の卵で構成される、UNESCO「平和親善大使」World Youth Choir及びAsian Youth Choirに日本代表として参加し、世界共通言語とも言える「歌」の力を感じる。
クラシックピアノと声楽を学ぶ傍ら、幼少期から和太鼓に親しみ、舞や囃子も習得。各地の民俗芸能保存会でフィールドワークを行い、プロとして民族歌舞団で公演活動も行っていた。
これらの経験や計30か国での演奏での同世代の声楽家達との交流から、世界中の「歴史と言語と音楽のつながり」に強烈な興味を持っており、言語習得や歴史理解が演奏に及ぼす重要性を感じている。
オペラ分野では、『フィガロの結婚』(ケルビーノ/マルチェリーナ)『魔笛』(第 3 の侍女)『カプレーティ家とモンテッキ家』(ロメオ)などコミカルな役柄や男性役を得意とする。現在は西日本を拠点に『メサイヤ』『教会カンタータ』ほか中世〜バロック期の宗教曲のアルトソリストを務めるなど、古楽〜現代音楽まで古今東西の作品を演奏。2019 年には杭州国際児童歌唱コンクール(中国)の日本代表審査員・講師を務めた。2018 年より 2 度、関西にてソロリサイタルを開催、満席の好評を博す。ボイストレーナーとしては、全日本合唱コンクール全国大会金賞団体のボイスコーチを担当するなど、声の指導実績は 1000人超。音楽療法の知識やヨガインストラクターの資格を生かした、体と声と心の密接な関係をひもとくボイストレーニングで、それぞれの声の悩みの根本の問題を解消し、歌うのが楽しくなったと好評を得ている。淀川混声合唱団、女声合唱団エントアールのボイストレーナー。声楽を岩瀬りゅう子、應和惠子、広瀬奈緒、高橋絵里、波多野睦美、合唱指揮を松原千振の各氏に師事。
宮城教育大学生涯教育総合課程芸術文化専攻声楽卒業、仙台オペラ協会研究生修了。エリザベト音楽大学付属室内合唱団エリザベトシンガーズ正団員。
ヨガ歴 18 年。やっぱり猫が好き。
http://www.sasakihiroko.com/
小出 智子(リュート) tomoko koide
同志社大学英文学科卒業後、リュートを始める。ソロ、通奏低音、民族楽器との共演や録音への参加など、関西を中心にジャンルを問わず幅広く活動中。月光堂音楽教室リュート科講師。NHK大阪文化センター「リュートでうたうイギリスはやりうた」リュート伴奏担当。龍谷大学REC講座などでのレクチャーも行っている。オンラインレッスンが好評で着々と生徒数を増やし、引き籠り系リュート奏者の道を邁進中。ムーミンファン歴四半世紀越え。
寺嶋 千紘(ピアノ) chihiro terashima
神戸大学卒業後、ドイツへ渡りInternational College of Music, Hamburgを最優秀の成績で卒業。さらにリューベック音楽大学で研鑽を積む。テラモ国際音楽コンクール第1位(イタリア)、CD制作、またハンブルクと大阪にてソロリサイタルを開催する。帰国後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。日本センチュリー交響楽団と共演。近年では兵庫県立芸術文化センター主催公演をはじめ、リサイタルやコンサートに多数出演。伴奏ピアニストとしてはNHK−FMに出演するほか、パリ管弦楽団メンバーなどの来日アーティストとの共演も多い。
兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール
(〒663-8204 兵庫県西宮市高松町2-22
阪急西宮北口駅南改札口スグ/JR西宮駅より徒歩15分(阪急バス7分)
※会場は神戸女学院にはございません
西宮北口駅降りてすぐです
(ご来場いただくお客様へのお願い〉
ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願いいたします
入場口での検温を実施予定です
37.5°C以上の発熱がある方は入場をお断りする場合がございます
体調のすぐれない方はご来場をお控えください
出演者への御面会はお控えください