
佐々木 ひろ子リサイタルvol.4
20のハンガリー民謡
~声 ピアノ 踊りによるバルトークの世界~
20 世紀の最も偉大な作曲家のひとり バルトークが追求し続けた 西洋と東洋の文化が交差するハンガリーの 美しい珠玉の民謡作品集。バルトークは、民謡を採取し編曲しただけではなく 民謡ならではの 言葉との濃密な関係を 緻密に生かし 独立した芸術性の高い作品として仕上げた。 この『20 のハンガリー民謡集』はそんなバルトークの民謡作品の中の真髄のひとつである。 原語であるマジャール語(ハンガリー語)の詩の朗読と、コンテンポラリーダンスのコラボレーションにより、豊かで美しいハンガリーの原風景を、夏の夜に鮮やかに映し出す。
2022年8月26日(金)
開場18:30 開演19:00
佐々木 ひろ子〈メゾソプラノ〉
寺嶋 千紘〈ピアノ〉
中間アヤカ〈コンテンポラリーダンス〉
ポドマニツキ・キンガ〈ハンガリー語朗読〉 Podmaniczki Kinga
兵庫県立芸術文化センター
神戸女学院小ホール
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曲目
バルトーク 作曲 Bartók Béla Viktor János
20のハンガリー民謡 Húsz Magyar népdal 全曲
ミクロコスモス Mikrokozmosz ほか
ご案内
バルトークは、民謡を採集し編曲しただけではなく、民謡ならではの言葉との濃密な関係を緻密に生かし、独立した芸術性の高い作品として仕上げた。この『20のハンガリー民謡集』は、そんなバルトークの民謡作品の中の、真髄のひとつ。
私は今までのリサイタルで毎回、間宮芳生やバルトークの民謡編曲作品を演奏してきた。民謡編曲作品に強く惹きつけられるのは、元々の民謡の魅力がある。芸術家でもなく金持ち貴族でもない「普通の人々」の生活や感情に、歌うことで思いを馳せることができるのが民謡の魅力だ。…個人的には、ショーとして民謡歌手が歌う現代の外向きの民謡ではなく、瞬間冷凍保存のように民謡を採集してそのまま編曲した作品だからこそ、この魅力を感じられると思う。
今回のリサイタルでは、ポドマニツキ・キンガの美しいマジャール語(ハンガリー語)の詩の朗読と、中間アヤカの瑞々しいコンテンポラリーダンスのコラボレーション、そして寺嶋千紘によるハンガリーの森のような深いピアノによって、豊かで美しいハンガリーの原風景を、夏の夜に鮮やかに映し出したい。
2022年 初夏 佐々木ひろ子
出演



佐々木 ひろ子【アルト/メゾソプラノ】 Hiroko Sasaki
宮城県出身 兵庫県在住。
2000年~2009年にかけて、世界中の声楽家の卵で構成される、UNESCO「平和親善大使」【World Youth Choir】及び【Asian Youth Choir】に日本代表に選出、プロジェクトに参加。2004年に行われた日本公演には唯一の日本人として出演。同プロジェクトでは北京五輪開会式に出演しジャッキーチェンなどとも共演、国内・海外でのテレビ・ラジオにも出演。韓国大統領官邸や、イスラエル外務大臣とのイベントなど25か国で演奏経験があり、各地に滞在しながらの様々なCD収録にも参加。
現在は西日本を拠点に『メサイア』『教会カンタータ』などバロック期の宗教作品を始め、中世以降の宗教曲のアルトソリストを務める。古楽および現代音楽分野の古今東西の作品を意欲的に演奏。2018年より3度、関西にてソロリサイタル開催。間宮芳生『日本民謡集』とバルトーク『ハンガリー民謡集』の演奏研究をライフワークとしている。
宮城教育大学生涯教育総合課程芸術文化専攻声楽卒業、仙台オペラ協会研究生修了。エリザベト音大付属エリザベトシンガーズ正団員。声楽を波多野睦美、合唱指揮を松原千振に師事。ヨガ歴 18 年。
やっぱり猫が好き。
http://www.sasakihiroko.com/



寺嶋 千紘【ピアノ】 Chihiro Terashima
神戸大学卒業後、ドイツへ渡りInternational College of Music, Hamburgを最優秀の成績で卒業。さらにリューベック音楽大学で研鑽を積む。テラモ国際音楽コンクール第1位(イタリア)、CD制作、またハンブルクと大阪にてソロリサイタルを開催する。帰国後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。日本センチュリー交響楽団と共演。近年では兵庫県立芸術文化センター主催公演をはじめ、リサイタルやコンサートに多数出演。伴奏ピアニストとしてはNHK−FMに出演するほか、パリ管弦楽団メンバーなどの来日アーティストとの共演も多い。



ポドマニツキ・キンガ【ハンガリー語朗読】Podmaniczki Kinga
1995年、ハンガリー生まれ。詩に強い興味を持ち、学生時代から朗読コンクールに出場するなど活動を始める。その延長で言語に関心を持ち、ブダペストの大学で日本語を専攻。その後、日本での留学を経て、現在は大阪で多言語を活用したフィールドで活動している。



中間 アヤカ【コンテンポラリーダンス】 Ayaka Nakama
1992年別府生まれ、神戸在住。英国ランベール・スクールでバレエとコンテンポラリーダンスを学んだ後、文化庁・NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス留学@神戸」1期に奨学生として参加。近年では黒沢美香、木村玲奈、contact Gonzo、チェルフィッチュ等の作品に出演する傍ら、自身の作品制作も行う。2019年にArtTheater dB Kobeにて初演した中間アヤカ&コレオグラフィ『フリーウェイ・ダンス』は、TPAM国際舞台芸術ミーティングin横浜、KYOTO EXPERIMENT、クンステン・フェスティバル・デザール、ベルリン芸術祭、ポンピドゥ・センター等で再演を重ねる。誰かや何かに振り付けられる身体にこだわりを持ち、ダンスとしか呼ぶことのできない現象を追い求めている。2018年度よりDANCE BOXアソシエイト・アーティスト。2022年度よりセゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。
会場



兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール
(〒663-8204 兵庫県西宮市高松町2-22
阪急西宮北口駅南改札口スグ/JR西宮駅より徒歩15分(阪急バス7分)
※会場は神戸女学院にはございません
西宮北口駅降りてすぐです
《ご来場いただくお客様へのお願い》
● ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願いいたします
● 入場口での検温を実施予定です
● 37.5℃以上の発熱がある方は入場をお断りする場合がございます
● 体調のすぐれない方はご来場をお控えください
● 出演者への御面会はお控えください






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主催・後援
【主催】アトリエマチカ
【後援】※五十音順 /関西ハンガリー交流協会、駐日ハンガリー大使館、日本ハンガリー友好協会、兵庫県、(公財)兵庫県芸術文化協会、リスト・ハンガリー文化センター
チケットに関するお問い合わせ



マネジメント おふぃすベガ
0798-53-4556(10:00〜18:00) 土・日・祝 休み